PJの主旨・目的

教務学生システムのリプレース。
繁忙期の負荷による性能劣化対策。
特にDBの性能がボトルネックになっているため、DBサーバーの性能向上が課題となった。

規模

30人/月

プロジェクトのポイント

DBサーバーの性能確保のため、DBサーバーは仮想化せずに物理サーバーで設計した。また、ストレージは異なるタイプのディスクドライブを混載可能だったため、DBサーバーが使用する領域は高性能なSSDを使用することや、より上位のCPUや大容量のメモリを採用することも視野に入れた。ただ、それらを採用すると価格がかなり高くなるため、顧客担当者様による学内への説明が必要に。
そこで、ストレージの工場担当者やサーバーの工場担当者、およびOracleの社内有識者を集め複数回検討を行い、各パーツ単位での費用対効果、性能シミュレーション結果、推奨するスペックアップ項目などの資料を作成して顧客へ提示。また、現行システムでの繁忙期のリソース利用ログを採取して分析することでボトルネックをディスクI/Oと判断し、スペックアップに使える予算をSSDに集中的に当てることを提案。これにより顧客内での決済が降り、DBサーバーが使用する領域をSSDで構成することができた。
結果、構築作業中のリハーサルおよびカットオーバー後の繁忙期において処理性能が大幅に改善し、お客様に喜んでもらうことが出来た。

構築環境

サーバ日立製 BladeSymphony BS500
ストレージ日立製 VSP G100
OSVMware vSphere 6.5Windows Server 2016RedHat Enterprise Linux 7.4
データベースOracle 11g 2台によるRAC構成
スイッチAlaxala AX2500SシリーズArrayAPV1600(負荷分散装置)BS500内臓 L3/FCスイッチ

担当者の振り返り

お客様からの要望を詳細にヒアリングしてお客様と一緒に悩み、社内の広域にわたる有識者の知恵を借りて、お客様の長年の課題を良い形で解決できました。お客様はもちろんプロジェクトメンバーも満足感があり、とても良いプロジェクトだったと思います。

その他の実績

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