― 現在の仕事内容を教えてください
インフラエンジニアとして、主に文教分野のお客様向けシステムの構築や保守に従事しています。
学生や教職員の方々が日常的に利用するシステムを支える仕事ですので、安定性や継続性を重視しながら、お客様の環境に合わせたシステム基盤の設計・構築・運用支援を行っています。
一方で、事業部の責任者として、お客様への提案活動やプロジェクト支援、人材育成、組織運営にも携わっています。
私は入社以来、一貫して技術者として仕事をしてきました。そのため、現在も現場の技術者としての視点を大切にしています。
お客様により良い技術を提供することはもちろんですが、それを実現するためには、エンジニア一人ひとりが成長し、長く活躍できる環境が欠かせません。
技術の進歩やお客様のニーズは常に変化しています。そうした変化に対応しながら、次の世代の技術者を育て、組織全体の力を高めていくことも私の重要な役割だと考えています。

― 若手技術者から将来への不安について相談されることはありますか?
相談はよくありますね。
技術の変化が速い業界ですので、「どの技術を学べば良いのか」「今身につけているスキルが将来も役立つのか」といった相談を受けることがあります。
また、「将来的に管理職になれるのか」「どのようなキャリアを歩めばよいのか」といった相談を受けることもあります。
確かに、新しい技術やサービスは次々と登場します。しかし、私は技術者として本当に大切なのは、流行している技術を追いかけることだけではないと思っています。
例えば、サーバーやネットワーク、OS、認証、セキュリティといった基礎的な知識や考え方は、時代が変わっても大きくは変わりません。
クラウドやAIといった新しい技術も、その土台の上に成り立っています。
だからこそ、目先の流行だけを追うのではなく、まずは基礎をしっかり身につけることが大切です。
基礎が身についていれば、新しい技術が出てきても理解しやすくなり、自分の力として取り込むことができます。
また、管理職になることや役職に就くことを焦る必要はないと思っています。
私自身も、最初からそうした立場を目指して仕事をしてきたわけではありません。
まずは一人の技術者として経験を積み、お客様や周囲から信頼される存在になることが大切です。
その積み重ねの中で、後輩の指導やチーム運営を任されるようになり、結果として新たな役割や機会につながっていくのだと思います。

― 技術者の働き方について、どのような考えをお持ちですか?
私は、理想の働き方は人それぞれ違うものだと思っています。
新しい技術に積極的に挑戦し、多くの経験を積みたい人もいれば、仕事と家庭や趣味との両立を大切にしたい人もいます。
また、同じ人であっても、年齢やライフステージによって希望する「仕事とプライベートの割合」は変化します。
若いうちはできるだけ多くの経験を積みたいと考える人もいるでしょうし、子育てや介護などをきっかけに働き方を見直したいと考える人もいるでしょう。
会社として大切なのは、特定の価値観を押し付けることなく、それぞれの働き方や価値観を尊重し、一人ひとりが力を発揮できる環境を整えることです。
仕事に全力で取り組みたい人も、仕事とプライベートのバランスを重視したい人も、お互いの考え方を尊重しながら働ける組織でありたいと思っています。

― これから技術者を目指す方へメッセージをお願いします!
私は、せっかく仕事をするのであれば、楽しみながら取り組んでほしいと思っています。
技術者の仕事は、分からなかったことが分かるようになったり、自分で考えた仕組みがうまく動いたり、お客様の課題解決につながったりと、達成感を得られる場面がたくさんあります。
もちろん、思い通りにいかないことや難しい課題に直面することもあります。
しかし、それを試行錯誤しながら乗り越えていくことも、この仕事の面白さの一つだと思います。
技術やキャリアについて深く考えることも大切ですが、まずは目の前の仕事や新しい技術に興味を持ち、「面白そうだからやってみよう」と思える気持ちを大切にしてほしいですね。
私自身も、今でも新しい技術や仕組みに触れると、とても楽しいです。
その気持ちは、これからも大切にしていきたいと思っています。

