すべては、笑顔のために。

 この言葉は、代表・橋本研が長年のキャリアと人生経験の中で辿り着いた、経営の核心です。大切にしてきた想いを軸に、これからどんな会社をつくっていくのか。
広報担当が、代表にじっくりとお話を聞かせていただきました。

人がすべての業界で、人を育てる

―― まず、ネソルワークスはどんな会社なのか、改めて教えてください。

 AIだ、ロボットだと言われる時代ですが、最後は人がすべてなんですよ。自動化や効率化が進んでも、最終的な意思決定や責任ある判断には人の力が欠かせませんからね。

当社はネットワークやサーバー、クラウド基盤などのITインフラ領域を軸に、システムの開発・運用・評価検証まで幅広く手がけています。
IT業界ではAIの活用や自動化が急速に進んでいますが、その土台となるインフラを支える人材の需要は今後も高いと考えています。
だからこそ、このITインフラ領域をさらに強化していきたい。

ただ、それだけにこだわるつもりはありません。

『新しいことに挑戦したい』というメンバーがいれば、会社として後押ししていきたい。
そうやって事業の幅を広げていける会社でありたいと思っています。

―― 未経験で入ってくる方も多いと聞きました。どんなふうに育っていくのでしょう?

 採用では、ITの知識がない未経験者も広く受け入れています。
データセンターの運用や製品検証など、専門知識がなくても取り組める業務からスタートし、経験豊富なエンジニアとチームを組みながら実務を学んでいきます。

半年ほどで基礎的な業務を一人で進められるようになる社員も多く、その後は一人ひとりの希望や適性に応じてスキルの幅を広げていきます。
スキルアップを追求したい人もいれば、趣味やプライベートを大切にしたい人もいます。

私たちは画一的な成長を求めるのではなく、それぞれが自分らしく、長く働き続けられる環境でありたいと考えています。

笑顔が循環する会社が、いい会社だ

―― 橋本さんは「笑顔」という言葉をよく口にされますね。

そうですね。
バランスシートの良さだけが、いい会社の条件ではありません。いくら数字が良くても、そこで働く人が笑顔でなければ意味がない
いい家に住んで高級車に乗っていても、家族が笑顔でなければ幸せな家庭と言えないのと同じです。

―― 笑顔のある職場とは、たとえばどんな場面でしょう?

メンバーが資格に合格したとき、初めて任された案件をやり遂げたとき、チームのみんなで一緒に喜ぶ。困ったときには、役職に関係なく気兼ねなく相談できる。そういう積み重ねが、笑顔のある職場をつくっていくと思うんです。

忖度や社内調整だけで疲弊する組織ではなく、役職に関係なく意見も冗談も言い合える、風通しのいい会社。エンゲージメントが高くて、笑顔が社員からお客様へ、お客様から社員へと循環していく。それが私の描く理想の姿です。

採用で大事にするのは「一緒に働きたいと思えるか」

  ―― 採用では、どんなことを大切にしていますか?

 私が重視しているのは、社員の声です。
社長や役員が一方的に決めるのではなく、現場の社員が『この人と一緒に働きたい』と思えるかどうか。そこを大事にしています。実際、自社の魅力を一番理解している社員が『この人はうちに合う』と知人を連れてくるリファラル採用も多く、そうして入ってきた人は、自然と馴染んでいくんですよ。

―― ほかに、こんな人と働きたいというイメージはありますか?

 もうひとつのキーワードは『面白がれる人』ですね。
事務所の増床のときには、社員が率先して図面を引いて、壁紙を投票で選んで、自分たちの手で貼り上げてくれました。『言われたからやる』のではなく、自分たちでつくっていく。そのプロセスごと楽しめる人が、ここでは輝けると思います。

人と向き合う温かさと、新しい技術への前向きさ

―― 社内の雰囲気についても教えてください。

 懇親会やBBQ、社員旅行――直近では道後温泉にも行きました。仕事の外でも、自然とメンバーが集まる空気があります。顔が見える関係を、私は大切にしています。

―― 一方で、新しい技術にも積極的だとうかがいました。

 世の中ではAIの活用が急速に進んでいて、経営する側が使えないようでは話になりません。だから私自身も日々勉強しています。営業活動やパートナー開拓でも、AIや新しいツールを積極的に取り入れているところです。

これからは、エンジニア一人ひとりにも、新しい技術を味方につけて成長していってほしい。人と向き合う温かさと、新しいものを取り入れる前向きさ。その両方を大切にしていきたいんです。

面白がれる人が、いちばん伸びる

―― 橋本さんが、仕事で大切にしている感覚はありますか?

 それはもう、まさに『面白がるという感覚』ですね。
仕事を『こなすもの』として捉えると、『これはダメ』『あれもダメ』と否定から入りがちになる。萎縮して、凝り固まって、気づけばつまらなくなっていく。でも、『こうしてみたらどうかな』『あんなやり方も面白そう』と面白がって向き合えれば、自然と前向きに動ける。

うまくいけば嬉しいし、うまくいかなくても『じゃあ次はこうしよう』と切り替えられる。
結局、面白くなければ続かないし、自分の脳にこれは面白いかもと思わせられる人ほど、伸びていくんです。

―― それは、仕事だけの話ではなさそうですね。

 そうなんです。遊びも同じで、本気で楽しむ人は学びが多いし、人とのつながりも広がっていく。逆に、遊びだからと軽く見て、集合時間に遅刻するような人は、知らないうちに信頼を失っていくものです。仕事も遊びも、同じ真剣さと柔軟さで向き合う。それが大事だと思っています。

  

これからの夢 ―― 人が育つ喜びを、この会社で

―― 最後に、これから実現したいことを聞かせてください。

 描いているのは、社員が希望する場所に拠点を展開すること、そして高度な専門性を持つ、年収1000万円を超えるエンジニアを社内から続々と輩出することです。
そのためには、エンジニア自身の努力と、会社の努力、その両方が必要です。

そして何より、頑張り方が分からなかった若者が入社して、成長して、幸せだと感じてくれること。それがいちばんの願いですね。

―― 「人が育つ」ことに、特別な想いがあるのでしょうか。

以前、母校の大学でラグビーのコーチを務めていた時期があるんです。
そこで一番の喜びだったのが、選手が成長していく過程を、間近で目の当たりにすることでした。

子育てとも似た感覚です。あの喜びを、この会社でも味わえること。
それが私にとっての、何よりの幸せなんです。

最終的には、次世代のメンバーが自ら事業計画を立てて、自律的に経営判断できる組織をつくって、私はそれを支える立場に回りたい
それが、経営者としての最大の夢ですね。

―― ありがとうございます。最後に、一言お願いします。

仕事は、これから70歳を超えても続くような長い道のりです。楽しくなければ、到底続けられない。
だからこそ、全員が安心して、笑顔で嘘をつかずに働ける組織であることが重要なんです。

すべては笑顔のために――この言葉に、私の経営のすべてが詰まっています。

[略歴]
橋本 研(はしもと みがく)
1990年、住友銀行(現・三井住友銀行)に入行。バブルの余韻が残る時代を、体力と気力で駆け抜けた。神戸の支店に赴任していた頃に阪神・淡路大震災を経験し、「いつも通りの明日が来ることは、決して当たり前ではない」と痛感したことが、自らのキャリアを根本から見つめ直す契機となった。その後、ITと人材派遣を掛け合わせた新規事業へ転身。未知の世界だったが、営業と事業運営の最前線に立ち続ける中で、「現場で働く人の権利と環境を守るには、法律の深い知識が不可欠だ」と痛感し、実務と並行して社会保険労務士の資格を取得。2018年に株式会社ネソルワークスへ入社し、2025年2月、代表取締役社長に就任した。

TOP